一人当たり所得が一万ドルを超えると幸福度は低くなる

内閣府経済社会総合研究所より
幸福度研究の現状と課題――少子化との関連においてで
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis170/e_dis165.html
”幸福感の決定要因”
http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis170/e_dis165b.pdf
が面白かったので紹介します(注この部分だけで13ページ 合計45ページありました)

所得と労働について、つまみ食いで強引なまとめですが

・個人の所得が増加すると、個人の幸福度は上昇する。
・多くの選択肢があると幸福度が上げられる。
・所得の高い人ほど幸福度は高いが、一定以上の所得を超えると幸福度が下がる一種の飽和点がある。
・一人当たり所得が1万ドルを超えると幸福度が下がる。
・日本では高度成長を遂げた時期から幸福度は横ばい。
アメリカでは1970年代初期から幸福度が下がっている。
・幸福度の高い人は所得も高目。
・人々は基本的に幸福度の不平等を嫌っている。
・失業が幸福度に与える影響は、金銭的なものは1/3。
・仕事を持つことが当然と考えられる社会ほど、失業者の幸福度は大きく低下する。
・幸福度の高い従業員ほど生産性が高い。
・労働者にとって報われる仕事とは、労働者が仕事をコントロールできる、自らの技能を発揮できる、身体の安全管理がなされている、管理者のサポートが得られる、ステータスが高い、給料や福利厚生が良いなど。

幸福度という視点で見ると、一人年収一万ドル超えたら幸福度が下がるのは意外
4人家族だと年収400万超で生活が苦しそうですが…
従業員の幸福度が高いと生産性が高いそうですから、経営者の方々は従業員の幸福度を上げてください。
給料以外でも幸福度を上げる事が出来ますし(笑)